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移動を考えた個室ブースの導入

この記事では、個室ブースの導入後に発生する「移動」の課題とその備え方についても詳しくご紹介します。

個室ブース導入時に見落としがちな「移動」の視点

設置して終わりではない、移動を前提としたレイアウト設計

個室ブースの導入を検討する際、多くの企業が現在のオフィスレイアウトに適合するかどうかを重視します。しかし、将来的なオフィスの再編成、フロア移動、あるいは新たな拠点への移設といった変化を見越して、設置時から「移動のしやすさ」に配慮した設計を考えることが、その後の運用における負担軽減に大きく貢献します。

移動を想定していない製品や設置方法を選んでしまうと、いざ移設が必要となった際に、分解・再組み立てに多大な時間と労力がかかり、予期せぬコストが発生する可能性も出てきます。長期的な視点に立ち、将来の変化に対応できる柔軟なレイアウト設計を検討することが、賢明な選択と言えるでしょう。

製品選定時にチェックすべき“可動性”の要素

個室ブースを導入する際には、将来的なオフィス環境の変化に柔軟に対応できるよう、「可動性」という視点も忘れずにチェックすることが大切です。具体的には、ブースの足元にキャスターが付いているか、分解・再組み立てが容易な分割構造になっているか、あるいは軽量素材が使用されているかといった点が重要な判断基準となります。

これらの要素は、単にブースを移動させる際の労力を軽減するだけでなく、オフィスレイアウトの変更が頻繁に発生する可能性のある企業にとって、ブースの再配置にかかる時間やコストを大幅に削減することにつながります。長期的な視点に立ち、可動性に優れた製品を選ぶことで、ブースの利用価値を最大限に高め、柔軟なオフィス運用を可能にするでしょう。

快適性と柔軟性を両立させるブース運用の工夫

再配置時の配線・空調・防音対策に注意

個室ブースを一度設置した後、オフィスのレイアウト変更などに伴ってブースを移動させる際には、新たな課題が生じる可能性がありますので注意が必要です。特に、配線、空調、そして防音対策は、ブースの快適な継続利用に直結する重要な要素となります。

移動によってブースの設置場所が変わると、電源の確保が難しくなったり、空調の風が届かなくなり室温が不安定になったり、または隣接するエリアへの音漏れが新たに発生する可能性もあります。こうした二次的な問題に事前に備える設置戦略を練ることが、移動後もブース本来の性能と快適性を維持するために不可欠となるのです。

移動後も性能を維持するためのメンテナンスの考え方

個室ブースは、一度設置すれば終わりというものではありません。特に、移動を経験したブースは、その過程で目に見えない歪みや部品の劣化が生じることがあります。これらの変化は、ブース本来の遮音性や通気性、そして構造安定性といった重要な性能に悪影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。

長期的に快適な利用を継続するためには、移動後に限らず、定期的なメンテナンスや部品のチェックを習慣づけることが不可欠です。ネジの緩みやパッキンの劣化など、些細な変化にも気づき、適切な時期に手入れを行うことで、ブースの寿命を延ばすことに繋がります。

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ワークブース選びは「導入目的」が重要!
目的別のおすすめワークブース3選

企業によってどのような目的でワークブースを導入するかは様々。「長時間の商談で品質が下がる」、「大きな会議室を少人数で使用してしまっている」、「とりあえず設置したが後々移動が大変」など、代表的な課題を解決できる3つの目的に合わせて、おすすめのワークブースを紹介します。

選定条件
「ワークブース」「個室ブース」「テレワークボックス」「リモートワークボックス」のGoogle検索で見つかったフルクローズ型のワークブースを取り扱う41社の中から、下記条件で選出。(2023年1月11日時点)
ワークブースでの作業効率を高めたい会社向け…CAP-CELL:41社のうち唯⼀特許取得のエアコン機能搭載
大きな会議室の使用効率を高めたい会社向け…TELECUBEbyokamura:41社のうち4⼈ブースのラインナップ最多
手軽に移動できるブースを設置したい会社向け…Easy Booth:41社のうち軽量で個室ブースの公開価格が最安

作業環境重視
充実の設備を搭載したワークブース

CAP-CELL(株式会社オリバー)

CAP-CELL(株式会社オリバー)01

引用元:株式会社オリバー公式HP
(https://place2-5.oliverinc.co.jp/office_furniture/products/swb-f750s4/)

ワークブースでの作業効率を高めたい会社におすすめ

                   

株式会社オリバーの「CAP-CELL」「CAP-CELL Lite(カプセルライト)」は、いずれも遮音性のある完全個室空間で集中できる環境を提供し、さらにダウンライトなどリラックス効果を高める内装デザインを施しています。標準設備の換気扇に加え、オプションでエアコン付きソファを導入すれば、長時間の使用や暑い夏でも快適に作業に取り組むことができます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 1人用:W1,200・D1,200・H2,370
2人用:W2,400・D1,200・H2,370
4人用:W2,000・D1,600・H2,370
設備 住宅用下方放出型簡易消火装置、ダウンライト、AC電源+USB+スイッチ、換気扇、アジャスター+キャスター、コートフック

サイズ重視
使用人数に合わせたワークブース

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)01

引用元:株式会社オカムラ
(https://www.okamura.co.jp/office/lp/workbooth/)

大きな会議室の使用効率を高めたい会社におすすめ

株式会社オカムラのワークブース(TELECUBE/SnowHut)は、周囲からの雑音・雑念を排除して、自分の仕事や作業に集中したい人におすすめです。「TELECUBE by okamura」「SnowHut」は、いずれも防音対策・防視対策が図られており、周りの話し声や騒音、視線を気にせず1人の業務に集中できます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 外寸:1000W×1200×2325H(1人用)
設備 遮音性・防火性、グラスウール内蔵、換気ファン、人感センサー、抗ウイルスメラミン仕様

価格重視
とにかく安いワークブース

Easy Booth(株式会社CONOC)

Easy Booth(株式会社CONOC)01

引用元: 株式会社CONOC公式HP
(https://workbooth.conoc-dx.co.jp/)

とにかく安価なブースを設置したい会社におすすめ

CONOCが提供するEasy Boothは、ワークブースを手軽に導入したい人におすすめです。ダンボールを使用したブース本体は総重量が約40kgですから、設置や移動がラクラクなのはもちろん、設置後のレイアウト変更も容易になります。

収容人数 1名
サイズ 外寸:幅1270mm×高さ1900mm×奥行900mm
設備 デスク・電源・照明・換気ファン