ワークブースの設置・導入をサポートする専門メディアBoothGALLERIA » 業界・設置場所でみるワークブース導入事例 » 図書館のワークブース導入事例

図書館のワークブース導入事例

新型コロナ禍を経て、図書館は従来の静かな空間から、Web会議や集中作業が可能な多機能スペースへと変貌を遂げています。その中心にあるのが「ワークブース」です。

本記事では、図書館におけるワークブース導入の意義とメリット、導入事例を解説します。

図書館におけるワークブースとは?

図書館におけるワークブースとは、個室型やボックス型の集中スペースです。テレワークやオンライン授業の普及に伴い、Web会議や集中作業のニーズに応えるために導入されています。

防音性に優れ、周囲の目を気にせず静かな環境で利用できるため、従来の図書館では難しかった音声を発する活動や高い機密性を要する作業が可能となり、図書館の新しい利用価値を高めています。

図書館にワークブースを導入するメリット

Web会議や機密性の高い作業への対応

防音性の高いワークブースは、従来の図書館では不可能だった「音声を発する活動」が特徴です。利用者は周囲に音漏れを気にせず、オンラインでの授業やセミナー受講、またはビジネス上のWeb会議に参加できます。

また、四方を囲まれた個室空間は、PC画面ののぞき見や情報漏洩のリスクを低減し、機密性の高い資料を扱う作業も安心して行える環境を提供します。

利用者の集中力向上と多様なニーズへの対応

ワークブースは、視界や周囲の音を遮断し、利用者が目の前の作業に深く没頭できる「静かな個人の空間」を提供するのが特徴です。

これにより、研究や執筆、試験勉強など高い集中力を要する作業効率が向上します。また、テレワークやリモート学習が一般化した現代において、「静かな場所で仕事や学びをしたい」という多様な社会人のニーズに応え、図書館の利用者層の拡大に貢献します。

スペースの有効活用と図書館の価値向上

設置が容易なワークブースは、図書館内のデッドスペースや余剰スペースを、付加価値の高い集中ブースへと変えることが可能です。大がかりな設備工事が不要なため、比較的柔軟にレイアウト変更や導入が可能です。

このような時代の変化に対応した新しいサービスを提供することで、図書館は単なる「本の貸出・閲覧場所」から「地域住民の学習・ビジネスを支援する拠点」へとその価値を高められます。

図書館にワークブースを導入した事例

ネット環境を完備したテレキューブ

鶴見大学図書館は2Fラーニングコモンズに、個室型ワークブース「テレキューブ」を導入しました。防音構造の個室型ワークブース「テレキューブ」を導入し、図書館内でもWeb会議や面接、電話対応ができる環境を整えています。学会出席、就職面接、Web会議や電話など、多様なオンライン活動を可能にする利用者支援の拠点として活用を促しています。

参照元:鶴見大学図書館ブログ公式サイト
(http://blog.tsurumi-u.ac.jp/library/)

学生が安心して利用できる場所を提供

新型コロナの影響でオンライン授業が増加し、学生の滞在場所確保が課題となる中、北海道大学附属図書館は「学生が安心して利用できる場所」を提供するためブースエリアを導入しました。既存キャレルデスクを撤去し、フルクローズ型「TELECUBE」6台、セミオープン型「ドレープ」10台、バリアフリー対応の「スノーハット」1台の計17ブースを設置しました。利用者は視線や音を気にせず、授業や自習に集中できると好評です。

参照元:株式会社オカムラ公式サイト
(https://www.okamura.co.jp/office/design_tips/220401/)

図書館へのワークブース導入を検討しよう

図書館にワークブースを導入することは、現代の多様な学習・労働スタイルに応えるために大切です。防音性・機密性の高い個室空間は、Web会議や集中作業を可能にし、学生やビジネスパーソンのニーズを満たします。

これにより、図書館は「本の場所」から「地域の情報活動拠点」へと価値を高め、新しい利用者層を取り込めます。ワークブースは、スペースを有効活用し、利用者満足度と図書館の社会的な役割を向上させる強力なツールです。ぜひ貴館でも、未来を見据えたワークブースの導入を本格的にご検討ください。

以下のページではおすすめのワークブースを比較しながら紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

ワークブース製品を徹底比較!
各社の製品情報を詳しく見る

ワークブース選びは「導入目的」が重要!
目的別のおすすめワークブース3選

企業によってどのような目的でワークブースを導入するかは様々。「長時間の商談で品質が下がる」、「大きな会議室を少人数で使用してしまっている」、「とりあえず設置したが後々移動が大変」など、代表的な課題を解決できる3つの目的に合わせて、おすすめのワークブースを紹介します。

選定条件
「ワークブース」「個室ブース」「テレワークボックス」「リモートワークボックス」のGoogle検索で見つかったフルクローズ型のワークブースを取り扱う41社の中から、下記条件で選出。(2023年1月11日時点)
ワークブースでの作業効率を高めたい会社向け…CAP-CELL:41社のうち唯⼀特許取得のエアコン機能搭載
大きな会議室の使用効率を高めたい会社向け…TELECUBEbyokamura:41社のうち4⼈ブースのラインナップ最多
手軽に移動できるブースを設置したい会社向け…Easy Booth:41社のうち軽量で個室ブースの公開価格が最安

作業環境重視
充実の設備を搭載したワークブース

CAP-CELL(株式会社オリバー)

CAP-CELL(株式会社オリバー)01

引用元:株式会社オリバー公式HP
(https://place2-5.oliverinc.co.jp/office_furniture/products/swb-f750s4/)

ワークブースでの作業効率を高めたい会社におすすめ

                   

株式会社オリバーの「CAP-CELL」「CAP-CELL Lite(カプセルライト)」は、いずれも遮音性のある完全個室空間で集中できる環境を提供し、さらにダウンライトなどリラックス効果を高める内装デザインを施しています。標準設備の換気扇に加え、オプションでエアコン付きソファを導入すれば、長時間の使用や暑い夏でも快適に作業に取り組むことができます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 1人用:W1,200・D1,200・H2,370
2人用:W2,400・D1,200・H2,370
4人用:W2,000・D1,600・H2,370
設備 住宅用下方放出型簡易消火装置、ダウンライト、AC電源+USB+スイッチ、換気扇、アジャスター+キャスター、コートフック

サイズ重視
使用人数に合わせたワークブース

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)01

引用元:株式会社オカムラ
(https://www.okamura.co.jp/office/lp/workbooth/)

大きな会議室の使用効率を高めたい会社におすすめ

株式会社オカムラのワークブース(TELECUBE/SnowHut)は、周囲からの雑音・雑念を排除して、自分の仕事や作業に集中したい人におすすめです。「TELECUBE by okamura」「SnowHut」は、いずれも防音対策・防視対策が図られており、周りの話し声や騒音、視線を気にせず1人の業務に集中できます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 外寸:1000W×1200×2325H(1人用)
設備 遮音性・防火性、グラスウール内蔵、換気ファン、人感センサー、抗ウイルスメラミン仕様

価格重視
とにかく安いワークブース

Easy Booth(株式会社CONOC)

Easy Booth(株式会社CONOC)01

引用元: 株式会社CONOC公式HP
(https://workbooth.conoc-dx.co.jp/)

とにかく安価なブースを設置したい会社におすすめ

CONOCが提供するEasy Boothは、ワークブースを手軽に導入したい人におすすめです。ダンボールを使用したブース本体は総重量が約40kgですから、設置や移動がラクラクなのはもちろん、設置後のレイアウト変更も容易になります。

収容人数 1名
サイズ 外寸:幅1270mm×高さ1900mm×奥行900mm
設備 デスク・電源・照明・換気ファン