ワークブースは巧みに活用することで、社内環境の向上や効率上昇などが見込めるツールです。ただし、具体的にワークブースがどのような特徴を備えているか把握していなければ、なかなか有用性に気づかないかもしれません。実際に導入してから違和感を覚えずに済むよう、ここではワークブースについて詳しく紹介します。
ワークブースとは、主に仕事を目的として作成される個室ブースを指します。タイプにもよりますが、基本的には小型のボックスと言った形をしており、内部にはデスク、椅子、照明、電源などが設置されている点が特徴です。これにより、ボックス内で他人の言動を気にすることなく、集中して作業に臨めるでしょう。
加えて、ワークブースはその形状から、外部の人間に聞かれたくない話をするのにも適しています。そのため、広めのワークブースを導入していれば、1on1ミーティングなどにも活用できるでしょう。ワークブースの中にはデザイン性に富んだタイプも数多く販売されており、オフィスをよりスタイリッシュな空間とする手助けにもなるはずです。
ワークブースを導入することで、具体的にどのようなメリットがあるか気になる方は多いでしょう。例えば、フリーアドレスオフィスやオープンオフィスの形を採用している場合、一人で集中できる環境がなく仕事が捗らないケースも起こりうるはずです。ワークブースであれば、そんな集中して作業がしたい社員に対して適切な空間を提供できます。ワークブースは防音性に優れており、周囲の騒音に惑わされず業務を進められるでしょう。
また、簡易な会議室としても機能するため、普段からミーティングの場所に悩んでいるようなら、うってつけの場所となります。その他、ワークブースであれば移動も簡単にできるため、オフィスの模様替えなどの際にも邪魔になりません。
ワークブースは大きく分けて3つの種類が存在しており、それぞれで異なる特徴を備えている点は要注目です。自分たちのオフィスに導入するうえで、もっとも適している種類は何か、見極めるためにもここで確認しておきましょう。
フルクローズ型とは、床・壁・天井まで全ての面が囲われたワークブースです。騒音や視線を遮断する性能が高く、一人で集中して作業に向かいたい場合に適しています。また、音漏れを防ぐ効果も期待できるため、他者に聞かれたくない取引先との電話などでも活用できるでしょう。
また、最近では広めのフルクローズ型ワークブースも浸透しつつあり、Web会議やオンライン商談の場所としても利用可能です。防音性の高いワークブースを求めるのであれば、おすすめのタイプとなります。
セミクローズ型とは、フルクローズ型と違い天井が覆われていない、もしくはドアが付いていないタイプのワークブースです。フルクローズ型と違い低コストで購入が可能である点は、一つのメリットとなるでしょう。また、小型タイプも多く展開しているため、多く設置したい場合にも適しています。
一方で、防音性能については完全な閉鎖空間となっていないことから、フルクローズ型と比べると劣ることは否めません。そのため、購入の際はどのような用途で使うかについて、しっかり確認する必要があるでしょう。
オープン型とは、周囲からの視界を遮るパネルなどで囲われているワークブースです。パネルが前方に設置されているタイプがある一方、背後に設置されるタイプもあり多岐にわたる点が特徴です。
防音性についてはフルクローズ型、セミクローズ型と比べて大きく劣りますが、使い勝手が良い点は強みの一つでしょう。ちょっとした文書作成やデータ入力をしたい場合などに、オープン型のワークブースは適しています。一方で、Web会議や電話は会話が筒抜けとなるリスクがあるため、適しているとは言えません。
ワークブースを上手く活用すれば、従業員の生産性向上や会社への満足度向上につながります。ただし、ワークブースにはいくつかの種類があり、それぞれの特徴を把握していなければ、見込んでいた成果が得られなくなるケースも考えられるでしょう。たとえば、「防音性の高いワークブースを求めているのであればフルクローズ型」と言ったように、それぞれのニーズに沿ったタイプをチョイスしてください。当サイトでは、特にフルクローズ型のワークブースをメインに紹介しています。
ワークブースの価格・費用相場について詳しく紹介します。ワークブースの導入を検討している方に向けて、具体的な価格を詳しく解説。さまざまな種類のワークブースの費用感を知ることで、導入の後押しをサポートします。
ワークブースで気になる防音・遮音性能について詳しく紹介します。ワークブースの持ち味である防音・遮音性能について詳しく把握すれば、導入の後押しになるはず。このページでは、ワークブースの持つ防音・遮音性能導入を詳しく解説します。
ワークブース導入時に気を付けたい消防法について詳しく紹介します。ワークブース導入において、消防法を気にする方も多いはず。法律違反を防ぐためにどのような対策が必要かについて、適宜解説します。
ワークブースの導入を検討しているものの、レンタルと購入どちらを選択すればいいかで悩む企業も多いはず。このページでは、レンタルと購入双方のメリット・デメリットについて触れ、決断を下すサポートをしていきます。
レンタル?購入?ワークブースを導入するならどっちがお得?を見る
ワークブースを導入するときに気になる室温について紹介します。コンパクトなブース内で室温の上昇をどのように対策すればいいかが分かれば、ワークブースを選びやすくなるはず。室温の上昇と対策について解説します。
選定条件
「ワークブース」「個室ブース」「テレワークボックス」「リモートワークボックス」のGoogle検索で見つかったフルクローズ型のワークブースを取り扱う41社の中から、下記条件で選出。(2023年1月11日時点)
ワークブースでの作業効率を高めたい会社向け…CAP-CELL:41社のうち唯⼀特許取得のエアコン機能搭載
大きな会議室の使用効率を高めたい会社向け…TELECUBEbyokamura:41社のうち4⼈ブースのラインナップ最多
手軽に移動できるブースを設置したい会社向け…Easy Booth:41社のうち軽量で個室ブースの公開価格が最安
作業環境重視
充実の設備を搭載したワークブース
株式会社オリバーの「CAP-CELL」「CAP-CELL Lite」は、いずれも遮音性のある完全個室空間で集中できる環境を提供し、さらにダウンライトなどリラックス効果を高める内装デザインを施しています。標準設備の換気扇に加え、オプションでエアコン付きソファを導入すれば、長時間の使用や暑い夏でも快適に作業に取り組むことができます。
収容人数 | 1人用/2人用/4人用 |
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サイズ | 1人用:W1,200・D1,200・H2,370 2人用:W2,400・D1,200・H2,370 4人用:W2,000・D1,600・H2,370 |
設備 | 住宅用下方放出型簡易消火装置、ダウンライト、AC電源+USB+スイッチ、換気扇、アジャスター+キャスター、コートフック |
サイズ重視
使用人数に合わせたワークブース
株式会社オカムラのワークブース(TELECUBE/SnowHut)は、周囲からの雑音・雑念を排除して、自分の仕事や作業に集中したい人におすすめです。「TELECUBE by okamura」「SnowHut」は、いずれも防音対策・防視対策が図られており、周りの話し声や騒音、視線を気にせず1人の業務に集中できます。
収容人数 | 1人用/2人用/4人用 |
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サイズ | 外寸:1000W×1200×2325H(1人用) |
設備 | 遮音性・防火性、グラスウール内蔵、換気ファン、人感センサー、抗ウイルスメラミン仕様 |
価格重視
とにかく安いワークブース
CONOCが提供するEasy Boothは、ワークブースを手軽に導入したい人におすすめです。ダンボールを使用したブース本体は総重量が約40kgですから、設置や移動がラクラクなのはもちろん、設置後のレイアウト変更も容易になります。
収容人数 | 1名 |
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サイズ | 外寸:幅1270mm×高さ1900mm×奥行900mm |
設備 | デスク・電源・照明・換気ファン |