ワークブースを導入すればさまざまな恩恵をもたらしてくれますが、一方で懸念事項も存在します。それが「消防法への抵触」です。消防法に違反してしまった場合、ペナルティを受けることは免れません。ここでは、安心してワークブースを導入するためにはどのような対策が必要になるか、気になる方に対して詳しく紹介します。
消防法は建物の構造が原因で人間に危機が及ぶのを防ぐ法律であり、たとえばカラオケなどの場合は感知器やスプリンクラーヘッド、スピーカーの設置が義務付けられています。一方で、ワークブースなら以下の条件をクリアすることでこうした設備の設置を免除されるのです。
以上の条件をクリアしていれば、オフィスにワークブースを設けても法律に抵触するリスクを防げます。
ワークブース導入時は消防法に注意と説明しましたが、仮にこの法律に違反した場合、どのようなリスクがあるか気になる方が多いかもしれません。
ワークブースなどの入る建物の管理者には、防火対象物管理・火災予防が義務付けられています。仮に消防法に抵触したワークブースを放置していると、罰金または勾留が科される恐れがあるでしょう。また、法人の場合に消防法違反を原因とする火災事故が発生し、そこで死傷者が出た際は、最高1億円の罰金が科されるなど重い処罰が下ります。
ワークブース導入などでレイアウト変更・内装工事を行う場合は、所轄の消防署に対して着工7日前までに「防火対象物工事等計画届出書」を提出する必要があります。具体的にどのような点が消防法に抵触するかがわからないようなら、事前に消防署に確認をとっておきましょう。
選定条件
「ワークブース」「個室ブース」「テレワークボックス」「リモートワークボックス」のGoogle検索で見つかったフルクローズ型のワークブースを取り扱う41社の中から、下記条件で選出。(2023年1月11日時点)
ワークブースでの作業効率を高めたい会社向け…CAP-CELL:41社のうち唯⼀特許取得のエアコン機能搭載
大きな会議室の使用効率を高めたい会社向け…TELECUBEbyokamura:41社のうち4⼈ブースのラインナップ最多
手軽に移動できるブースを設置したい会社向け…Easy Booth:41社のうち軽量で個室ブースの公開価格が最安
作業環境重視
充実の設備を搭載したワークブース
株式会社オリバーの「CAP-CELL」「CAP-CELL Lite」は、いずれも遮音性のある完全個室空間で集中できる環境を提供し、さらにダウンライトなどリラックス効果を高める内装デザインを施しています。標準設備の換気扇に加え、オプションでエアコン付きソファを導入すれば、長時間の使用や暑い夏でも快適に作業に取り組むことができます。
収容人数 | 1人用/2人用/4人用 |
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サイズ | 1人用:W1,200・D1,200・H2,370 2人用:W2,400・D1,200・H2,370 4人用:W2,000・D1,600・H2,370 |
設備 | 住宅用下方放出型簡易消火装置、ダウンライト、AC電源+USB+スイッチ、換気扇、アジャスター+キャスター、コートフック |
サイズ重視
使用人数に合わせたワークブース
株式会社オカムラのワークブース(TELECUBE/SnowHut)は、周囲からの雑音・雑念を排除して、自分の仕事や作業に集中したい人におすすめです。「TELECUBE by okamura」「SnowHut」は、いずれも防音対策・防視対策が図られており、周りの話し声や騒音、視線を気にせず1人の業務に集中できます。
収容人数 | 1人用/2人用/4人用 |
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サイズ | 外寸:1000W×1200×2325H(1人用) |
設備 | 遮音性・防火性、グラスウール内蔵、換気ファン、人感センサー、抗ウイルスメラミン仕様 |
価格重視
とにかく安いワークブース
CONOCが提供するEasy Boothは、ワークブースを手軽に導入したい人におすすめです。ダンボールを使用したブース本体は総重量が約40kgですから、設置や移動がラクラクなのはもちろん、設置後のレイアウト変更も容易になります。
収容人数 | 1名 |
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サイズ | 外寸:幅1270mm×高さ1900mm×奥行900mm |
設備 | デスク・電源・照明・換気ファン |