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ワークブースのプライバシーは大丈夫?不安を解消する選び方

オフィスやコワーキングスペースで活躍するワークブース。オンライン会議や集中作業に最適ですが、「音漏れしないか」「周囲からの視線が気になる」といったプライバシーに関する不安を感じている方も多いのではないでしょうか?実際、ワークブースの遮音性や構造は製品によって異なり、選び方を間違えるとプライバシーが十分に確保されない可能性があります。本記事では、ワークブースのプライバシー対策について詳しく解説し、安心して導入できる選び方をご紹介します。

ワークブースのプライバシーに関するよくある不安とは?

音漏れの心配

ワークブースは防音設計がされていますが、すべての音を完全に遮断するわけではありません。例えば、会話のボリュームが大きいと、周囲に音が漏れる可能性があります。特に、以下のような場面では音漏れのリスクが高くなります。

  • オンライン会議で声を張る(マイクの音声認識を良くするために大きな声を出す)
  • 複数人での会話(ブース内で打ち合わせをする際、声が反響しやすい)
  • 薄い壁材のブースを使用(コスト重視のブースでは遮音性能が低いものもある)

音漏れが気になる場合は、遮音性能が高いワークブースを選ぶことが必須です。

防音性能の不安

ワークブースの防音性能は製品によって大きく異なります。「どの程度の音が外に漏れにくいのか?」を事前に確認することが重要です。

遮音性能の目安として、遮音等級(TLD) や デシベル(dB) での評価をチェックしましょう。

  • TLD-30~35:日常会話レベルの音を軽減できるが、静かな場所では聞こえる可能性あり
  • TLD-40~50:ほとんどのオフィス環境で会話が聞こえにくくなる
  • TLD-50以上:高い防音性能で、周囲の雑音をしっかりカット
  •  

また、防音性だけでなく吸音性能も重要です。壁材が硬いと音が反響しやすく、内部で話す声が聞き取りにくくなることも。吸音パネルが設置されているブースを選ぶと、音の響きを抑えてクリアな会話が可能になります。

視線の問題

ワークブースには、ガラスパネルが採用されているものもあります。開放感がある一方で、「周囲からの視線が気になって落ち着かない」と感じることもあるでしょう。

特に、以下のようなケースでは視線の問題が発生しやすくなります。

  • ブースの正面がオープンスペースに面している(周囲の人が気になる)
  • ガラスが透明でブース内の様子が丸見え
  • ブースの扉が開放的なデザインになっている(完全に閉じられない)

この場合は、半透明のガラスを採用しているブースや、カーテン・ブラインドが取り付けられるタイプのワークブースを選ぶと、視線ストレスを軽減できます。

プライバシーを守るワークブースの選び方

遮音性の高い素材・構造を選ぶ

プライバシーを重視するなら、遮音パネルや吸音材を使用したワークブースを選びましょう。特に以下のような仕様のブースは、防音性に優れています。

  • 二重構造の壁(遮音効果を高める)
  • 密閉性の高いドア(隙間が少なく、音漏れを防ぐ)
  • 吸音材の使用(内部で音が反響しにくい)

製品スペックに「遮音性能TLD40以上」や「吸音パネル付き」などの記載があるブースを選ぶと、プライバシーをしっかり確保できます。

適切な設置場所を考える

ワークブースを設置する場所も重要なポイントです。

例えば、オフィスの中心部に設置すると、周囲の雑音が入り込みやすく、逆にブース内の音が外に漏れるリスクも高くなります。壁際や静かな場所に配置することで、より快適な環境を作ることができます。

また、複数のワークブースを並べて設置する場合は、ブース同士の間隔を適度に空けることで音漏れを防ぐ効果があります。

追加対策で安心感アップ

ワークブースの基本性能に加えて、さらにプライバシーを強化する方法もあります。

  • ホワイトノイズマシンを設置:外部の音をかき消し、会話内容を聞き取りにくくする
  • カーテンやブラインドを活用:視線を遮り、プライバシーを確保
  • パーティションで仕切る:ブース周囲の視線や音の拡散を防ぐ

これらの対策を組み合わせることで、より安心してワークブースを活用できる環境が整います。

ワークブースで快適な作業空間を実現しよう

ワークブースのプライバシーに関する不安は、適切な製品選びと環境づくりで解消できます。

  • 遮音性の高いワークブースを選ぶ
  • 設置場所を工夫し、視線や音漏れ対策をする
  • 追加のプライバシー対策を活用する

これらを意識することで、周囲を気にせず集中できる快適なワークスペースを確保し、仕事の効率をさらに高めましょう!

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ワークブース選びは「導入目的」が重要!
目的別のおすすめワークブース3選

企業によってどのような目的でワークブースを導入するかは様々。「長時間の商談で品質が下がる」、「大きな会議室を少人数で使用してしまっている」、「とりあえず設置したが後々移動が大変」など、代表的な課題を解決できる3つの目的に合わせて、おすすめのワークブースを紹介します。

選定条件
「ワークブース」「個室ブース」「テレワークボックス」「リモートワークボックス」のGoogle検索で見つかったフルクローズ型のワークブースを取り扱う41社の中から、下記条件で選出。(2023年1月11日時点)
ワークブースでの作業効率を高めたい会社向け…CAP-CELL:41社のうち唯⼀特許取得のエアコン機能搭載
大きな会議室の使用効率を高めたい会社向け…TELECUBEbyokamura:41社のうち4⼈ブースのラインナップ最多
手軽に移動できるブースを設置したい会社向け…Easy Booth:41社のうち軽量で個室ブースの公開価格が最安

作業環境重視
充実の設備を搭載したワークブース

CAP-CELL(株式会社オリバー)

CAP-CELL(株式会社オリバー)01

引用元:株式会社オリバー公式HP
(https://place2-5.oliverinc.co.jp/office_furniture/products/swb-f750s4/)

ワークブースでの作業効率を高めたい会社におすすめ

                   

株式会社オリバーの「CAP-CELL」「CAP-CELL Lite(カプセルライト)」は、いずれも遮音性のある完全個室空間で集中できる環境を提供し、さらにダウンライトなどリラックス効果を高める内装デザインを施しています。標準設備の換気扇に加え、オプションでエアコン付きソファを導入すれば、長時間の使用や暑い夏でも快適に作業に取り組むことができます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 1人用:W1,200・D1,200・H2,370
2人用:W2,400・D1,200・H2,370
4人用:W2,000・D1,600・H2,370
設備 住宅用下方放出型簡易消火装置、ダウンライト、AC電源+USB+スイッチ、換気扇、アジャスター+キャスター、コートフック

サイズ重視
使用人数に合わせたワークブース

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)

TELECUBE by okamura(株式会社オカムラ)01

引用元:株式会社オカムラ
(https://www.okamura.co.jp/office/lp/workbooth/)

大きな会議室の使用効率を高めたい会社におすすめ

株式会社オカムラのワークブース(TELECUBE/SnowHut)は、周囲からの雑音・雑念を排除して、自分の仕事や作業に集中したい人におすすめです。「TELECUBE by okamura」「SnowHut」は、いずれも防音対策・防視対策が図られており、周りの話し声や騒音、視線を気にせず1人の業務に集中できます。

収容人数 1人用/2人用/4人用
サイズ 外寸:1000W×1200×2325H(1人用)
設備 遮音性・防火性、グラスウール内蔵、換気ファン、人感センサー、抗ウイルスメラミン仕様

価格重視
とにかく安いワークブース

Easy Booth(株式会社CONOC)

Easy Booth(株式会社CONOC)01

引用元: 株式会社CONOC公式HP
(https://workbooth.conoc-dx.co.jp/)

とにかく安価なブースを設置したい会社におすすめ

CONOCが提供するEasy Boothは、ワークブースを手軽に導入したい人におすすめです。ダンボールを使用したブース本体は総重量が約40kgですから、設置や移動がラクラクなのはもちろん、設置後のレイアウト変更も容易になります。

収容人数 1名
サイズ 外寸:幅1270mm×高さ1900mm×奥行900mm
設備 デスク・電源・照明・換気ファン